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音色って不思議。

このブログを読んでくださって本当にありがとうございます。

今の世の中、スマホを握ればどんな情報でもGetできる便利な時代ですね。
その中において、どの情報に出逢うか、どの情報に自分から逢いに行くかというのも、多生のご縁という気がします。
大量の情報あふれるこの時代にあって、ソラージュのブログを開いてくださるあなたに感謝いたします。

このところ続けていたレッスンの内容のお話をちょっと休憩いたしまして、

今日はピアノの音色のお話をしたいと思います。

先月、学友の前田弥生子さんが我が家のレッスン室のピアノを弾いてくださって、その音色があまりに美しくて

驚いてしまったということがありました。でもってそのあと暫くの間、我が家のグランドピアノの音色が光って

いるような、潤っているような、そんな気がしていました。

不思議だけど、きっとやえこさんパワーがピアノに宿っていたのだなと思っていました。

 

ピアノの鍵盤の深さは約1cmで、その1cmを下ろす間に起こる出来事で音色が作られています。

そんなことを書くと小難しい事に聞こえるのでやめましょう。

私は物事の説明をできるだけ簡単でシンプルな話に変えるのが、趣味です(^_^)。

 

音色がどのように作られるのでしょう。

あるときには樹木のように深みのある温かい音がぶおーーんと鳴ったり、

またあるときには、水面に光がキラキラ輝くような音が鳴ったり、

あるときには、そっと耳元でささやかれた優しい歌声のようであったり。

 

不思議ですね。

 

なぜか。

それは、指先に魔法が宿るからです。

はい、結論。(笑)

 

なぜ音色が美しくなるのかというのは、本当に魔法のようだと思います。

人間は神さまの命の力で生かされていますから、生きているということだけで

人間は誰でもマジシャンだと思っています。

 

精神統一して神を通す。そして、魔法を起こす。

 

スポーツも、料理も、何か作品を作るときも、歌をうたうのも、楽器を演奏するのも、

人の心に深く響くように話をするのも、みな同じ。

人が何か優れた力を発揮するときはいつも魔法の力を起こしているのだと思います。

 

ピアノの指の訓練は最初は体育から始まりますが、それは、やがて魔法の宿る指に育てる

ために訓練します。

指先がピアノの鍵盤に触れる。この瞬間に何かが通ります。ほんとうですよ!

この先生ヤバイ人なんじゃない?なんて思わないでくださいね(^_^;)

 

高校生の時だったか、指のトレーニングを教える第一人者である御木本澄子先生がこう

おっしゃたのをよく覚えています。

「指先に電気が通るのよ」

私は「電気~?すごーい!」と感動したものでした。

電気なんて夢のない言葉ではなく、御木本先生も多分「魔法」という意味でお話しされたのだと思います。

 

今日はなるべく軽いお話にして、最後に演奏動画を入れるつもりでした。

 

Instagramに投稿できる動画の長さは一分以内と聞いたので、何か一分以内の曲を録画しようと試みました。

 

ガーシュイン作曲「スワニー」です。

娘に聴いてもらったら、終わった瞬間に「みじか!」と言われました(笑)

 

音楽家の専門は文字表現ではなく音だから、今日は音でご挨拶のつもりです。

よかったら聴いて(見て)ください。

立川市 ピアノ教室ソラージュ