· 

続 ヨハン・セバスチャン・バッハ

今日もこのブログへ来てくださり、ありがとうございます。

 

バッハの魅力について、恐縮ながら書いてみます。

バッハの音楽は建築物の美しさに例えられることがあります。

つまり、バッハの音は構築的だということです。

あまり、、よくわからないですよね。

 

 

中世までのドイツ中北部において、

「音楽は真剣な学問であった」らしいのです。

そのような背景のあるなかに、バッハが生まれています。

 

学問というのは、世界は一体どうなっているんだ?という哲学が基本でした。

そして音楽は天文学の一部とされていました。

 音楽の学びは以下に分類されたのだそうです。

 

①宇宙はなんでこんなにうまい具合に運行しているんだ?どうなってる!!!?

つまり天体の調和について考えることでした。天体が音楽?と思いますよね。

 

そして、次。

②なんで人体はこんなにうまい具合に機能しているんだ?いったいどうなってる!!!!?

つまり人体の調和について考えることです。人体と音楽?

 

そして、次。

③天体や人体の調和を音として表す方法はないのか?

やっと音楽っぽくなりました。

作曲のしくみを整理して、記号や記譜法を

作ろう!

という感じですね。

 

④そんじゃ、音、実際に鳴らしてみよっか。

やっと演奏です。

演奏は最下位の、おまけみたいな印象です。

 

音楽の発端は、天体の調和への感動を表現したいという想いであったこと。

これを習ったとき私は衝撃を受けました。

これがバッハに引き継がれているから、構築的、建築的となるのかもしれません。

 

バッハの頭の中はかなり理系!という気がします。

この世が絶妙なバランスで存在している!という奇跡。

これが、彼の感動の中心になっていると思います。

なので、個人的な情熱とか、恋愛感情とか、悲しみとか喜びとか、そういうダイレクトな感情表現には積極的ではなかったのかもしれません。

バッハの時代に「伴奏とメロディ」という感じの音楽が流行し始めていました。

でもバッハはそれには興味が湧かなかったようです。

 

長くなりました!読んでくださってありがとうございました。

 

  

 

立川市 ピアノ教室ソラージュ