今日もこのブログを読んでくださり、ありがとうございます!
生徒さんたちにはあまり理解しにくいことの一つに、同じパッセージを何十回も練習するのが大切だということです。
ゆっくりなら間違えないで弾けるけど・・・・。というところで終わってしまいます。
でもその先、もっと弾き続けて無意識の領域まで情報を浸透させることが、本当は望ましいのです。
でもこれはなかなか、伝わりにくいことです。
そこで最近の取り組みは、具体的な宿題を出すこと、そして、その数が多いこと。
数の多さは子供たちにはわかりやすいようです。
同じことを10回繰り返すのは苦痛だけど、毎日10曲を1,2回ずつ弾くのなら、何とかやれそうだな、と。
この方法でたくさん弾いてもらおうというのが私の魂胆です。
そうすると、レッスンの30分の中でチェックする内容がすごく多くなってしまうので、大変です。
いつもレッスンは時間との闘いです。
レッスンはその日のうちにメモを取っておきます。
ある日のレッスンメモを見ながら、我ながらおかしくなってしまいました。あまりにも項目が多いからです。
よくぞこんなにたくさんのことを30分の中に詰め込めるものだな、と。
ある日のレッスンメモをご紹介してみます。
宿題
1 プレハノン 18番 (あまり弾いてなかった様子!)
2 ブラインドタッチエチュード 1番と2番 後半の赤い囲みのところをスラスラひけること
3 ジングルベル、よろこびの歌、かっこう、ちょうちょう 暗譜で綺麗な響く音で弾くこと
4 木靴のワルツ その調子!
5 お星さま 最初の4小節だけ
6 ワニくんのひなたぼっこ 左手の譜読み
7 ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ のおうちシリーズ 付点リズムで一日一回ずつ弾く
↓ こんな感じの基礎トレーニングで、7枚も宿題です(笑)
8 音符ドリル ト音記号上部のファ、ソ、ラ、シ、ドのところ
↓ 書き込み式のプリントです。
今日やったソルフェージュもメモしておきます。
1 ビッツカード ヘ音記号12枚
↓ こんなカードを見ながらピアノで音を弾いてもらいます。
2 三つの音カード 2枚
↓ 3つの音の最初の音を私が指定し、その後の2つの音を口答で言ってもらいます。
3 指番号カード 3枚
↓ 指には番号があるので、この順番でなるべく速く動かしてもらうトレーニングです。
4 リズム打ち
↓ このリズム通りに机を打ったり、ピアノで弾いてもらったりします。この場合は両手バージョンです。
5 単音カード 20枚くらい
↓ 88鍵という広範囲からカードに書かれた1音を弾く練習。高さを間違えないで弾けるかな?
自分のメモには細かい説明は書きませんが、書いてみて量の多さに驚きました。
13項目にもなり、A4の紙がほとんど埋まってしまったので、忙しいレッスンだなぁと苦笑しました。
課題は易しく、手の届く範囲のものにすること。
課題は具体的な内容にすること。
課題の数がたくさんあるので、自ずと練習時間が長くなるように設定すること。
こんな感じでレッスンをしています。
効果が出るのを期待しつつ!!
今日も読んでくださり、ありがとうございました。
またよろしくお願いいたします。
立川市 ピアノ教室ソラージュ