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嘘と真心

チューリップの蕾が色づいてきました。

お花は、咲き誇る満開はもちろん美しい。でもそれに負けないくらい、蕾も良いですよね。

蕾のときが一番ワクワクするし、何より可愛らしい気がします。


チューリップの成長をそっとのぞき込む義母の顔が、いつになく素朴で、安らいだような表情でした。

先週は娘と公園に出かけて桜の満開と、色とりどりの春の花々を愛でました。

花だけではなく、大きな木々が枝を広げる姿を見て、聴こうとすれば聞こえてくる彼らのメッセージを感じました。

「本当に存在しているものは、愛だけ。」

これを信じるか否か。

いくら世界が荒れ狂っても、人々が怖れと裏切りに苛まれても、

「本当に存在しているものは、愛だけ。」

この支点から逸れないようにしよう。

このことを何度自分に言い聞かせても多すぎるということはないと思います。

動物や幼い子供たちは、そのまま愛の中にいる様子を見せて、大人を癒やしてくれますね。

昨日夫と話したのですが、

「損得勘定」抜きで誰かが自分にやってくれたことは、何十年たっても輝いていて、

そのお陰で今の自分が健全でいられるし、何気なく普通に暮らすことを可能にしてくれている、と。

それから夫がこうも言いました。

「やっぱ、嘘は駄目なんだよな、バレるんだよな。」と。

本当にそうだと思います。

私は若い頃から鈍感で人の嘘を見抜けなかったりしてきましたが、後になると気がつくのですね。

嘘と真心の違いは年月を隔てるほど、差が大きく広がるように思います。

誰かが私のために、ただ真心で損得考えずにやってくれた行為は、時を経て尚パワフルになり、

今の私を支えてくれているんだなぁと、最近ますますそう感じます。

だから、今日一日に出逢う人に対して、真心で接しようと思います。

相手が反応しなくても大丈夫。

時を経て輝き続けるのが真心だから。

真心って言葉、綺麗だけど、そう在るのは難しいかな。

でも、心がけたいものです。

 

立川市ピアノ教室ソラージュ