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バッハ インヴェンション第15番ロ短調

こんにちは。このブログを読んでくださってありがとうございます。

今年の目標は、

「バッハのインベンションとシンフォニアを全曲暗譜で仕上げる!」

ですので、時間を見つけては頑張っていますが、なかなかバッハばかりを練習しているわけにもいきません。

生徒さんの弾きたい曲がJポップスだったりすると、適当なアレンジ譜を探したり、自分も弾いたり、

生徒用にアレンジをしたりと、なかなか手間がかかります。

はたまた新しい教材を購入して研究したり、月刊ピアノのアレンジ物が面白くてついつい夢中になってしまったり!

そんな時には「バッハさん、しばしの間、さようなら~」となっています。

こんなこともあるからこそ、目標を掲げて公開することって意味があるのですね。

言ってしまった以上は責任があるし、言ったらんだからやらなくちゃね、と。

昨日はバッハを練習してみました。

やっぱり楽しく感動的なバッハさん。

他に仕事がなければずっと弾いていたいです。

ピアノを弾いていると、世界が紛争や飢餓で混乱しつつあることが幻となって、遠く押しやられていきます。

その代わりに、音によって整えられた美しい世界が出現して、こちらの方が本当のように感じます。

ピアノは、音楽は、どのように人類に貢献できるのだろう?とこの頃毎日考えています。

 

今朝、生徒さんのお母様から連絡をいただき、嬉しいお話を聞きました。

当教室が開室してすぐに入会された生徒さんで、小学校中学年のお子さんで、ゆっくりペースで

進んでいる方です。

お母様がおっしゃるには、

「子どもは最近毎日ピアノを何回も、暇さえあれば弾きに行く。

1回に弾く時間は5分とか、10分とか20分とか短いのだけれど、何回も弾きに行く。

今朝、学校へ出かける前も10分くらい弾いていた。

レッスンの課題も弾くけれど、You tube で見つけたアニメ曲なども耳コピで弾いてみたりしている。

だから母親からピアノの練習をしなさいという必要がなくなった」と。

 

これを聞いて、ピアノを教える者として冥利に尽きる!と思いました。

目に見えるものではなく、目に見えないものを優先する。

形ある結果を求めず、生徒の内部で生じているエネルギーを感じようとすること。

ピアノを教えることは小さな小さな仕事だという自覚の元に、

しかしこの小さな細やかな仕事の中にも永遠の価値があるのだという自覚をもって、

これからも頑張ろうと思いました。

 

ブログの最後に、一生懸命に練習した「バッハのインベンション第15番ロ短調」を載せます!

聴いてくださると嬉しいです。

立川市ピアノ教室ソラージュ