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蜃気楼を起こすように・・・

こんにちは。前回の更新からキッカリ一ヶ月経っています。

この一月の間、ソラージュの発表会開催のこと以外にも、ピアノにまつわる様々な出来事が起こっていたので、私はすっかりピアノのお漬物のようになってしまいました。

生徒さんたちは、自分の受け持った曲はそれなりに弾けるようになりまして、ここから本番までの間はひたすら弾き込んで欲しいと思っています。どこまで演奏者の内部に曲の個性を落とし込めるか、曲の個性と演奏者の個性が融合するのを待つ期間に入っています。

私の判断ミスで難しすぎる曲を選んでしまったときは、とりあえず正しく弾けるようにするので精一杯となってしまうのですが、それでも難しい曲を一通り弾けるようになることで得られる達成感は相当なものがあるだろうと思います。

曲の個性と演奏者の個性が融合するくらいに練習を積んだ場合は、演奏者は曲が「場」に出現するための「扉」となります。

ただ、通り抜けるだけ。

音楽はそこに現れるだけ。

音楽は限定された時空間にだけ現れる幻。

「蜃気楼」のようなものです。

そして、演奏者は黒子。

この楽しさを味わってほしくて、ピアノを教えています。

だからソラージュの生徒さんたちは、レッスンで可哀想なくらい何回も何回も弾かされる。

説明やヒントを出したり、もちろんしているけれど、やっぱり回数って大事だと思います。

 

本当は音楽だけでなく、生活の中で起こっていることも、何か外部から来るというか、もっと大いなる力で送り込まれる何かが

この世に出現しているだけ、という気がしてなりません。

 

今年の発表会は入場制限を解除したので、演奏する人には開放感と緊張感の両方でワクワクが大きいのかなと思います。

それと、、、

生徒さんを仕上げに導くのと同じくらいのプレッシャーで、自分自身の演奏に責任を感じております。

責任と同時に、ワクワク。大失敗したらカッコ悪いなぁ、、

 

あと3週間となりました。

生徒指導とイベント運営と演奏家。3本立てはキツいけれど、がんばります!

 

立川市ピアノ教室ソラージュ